映画論「ガールズ&パンツァー 劇場版 4DX」
前に通常版のガルパン劇場版について語ったけど、今回4DXで観れる機会があったのでそれについて語っていく。
ちなみに通常版の記事はこちら。
4DXのいいところは、やっぱり戦車に一緒に乗って、戦っているという没入感が素晴らしいこと。
特にガルパンではそれが際立っていて、一度4DXで見たら、通常版見れないくらい。
実際に戦車に乗っているかのような臨場感
通常版とは違い、戦車に乗ってる場面では、戦車と同じ揺れを体感できるので、一緒に頑張ってる感が凄いする。
まるでみほや他の仲間たちになった気分で味わえるので、これは癖になるなと思った。
何気に戦車ごとに揺れを変えているらしく(劇中では後半になるにつれわからなくなったけど)その辺の小細工もニクい演出だなぁと思いながら、振り返ってみる。
砲撃を打った側と受けている側の風や揺れの演出が素晴らしかった
戦車なので、砲撃する。もちろん、砲撃が掠めていったりもする。
そうすると、砲撃の瞬間の揺れもあり、砲撃が掠めていった瞬間、座席の耳元から風が出るという演出が、まるで本当に頭の近くを砲撃が掠めていったようで臨場感たっぷりに仕上げてくれた。
また、車長(戦車の各員に連絡をしたり、指揮を取ったりする人)が戦車から顔を出したとき、風を感じるというシーンが何度かあるんだが、その時も劇場内は風に包まれていて、「ああ、風がいま通過したなぁ」という外にいる感じがしてよかった。
全体的な感想を言わせてもらえば、二回目に見る人にとっては130点をあげたい作品に仕上がっていた。
一回目に見る人には、スモークなどの演出で画面が見づらい場面があったので、それを加味すると、90点くらいに下がってしまうかもしれない。隅々まで見たいならなおさら。
ともあれ、「ガルパンはいいぞ」は正しい。
そして戦車道には人生に大切なことが詰まっているのでもある。