ゲーム談義「逢魔が刻〜かくりよの縁〜」
2016年超もったいない作品グランプリにあげたい。
絵師も声優も揃っているのに、シナリオと全体的なバランスが酷い。
凄くもったいない作品ですが、あまりに酷いため、2人目攻略で挫折。
1人目を常磐にしといて良かったような、悪かったような・・・。
(常磐を先にやってしまったから、他のメンバーをやるのが面倒になったっていうのも一因にある)
既に第二弾も決まっているようだけど、この分だと期待できないかなぁ。
声優的には凄く期待しているんだけど。
さて、逢魔が刻の話に戻りますが・・・。
簡単に言うと異世界トリップもの。
幽世(かくりよ)と呼ばれる妖怪たちの世界に飛ばされた主人公は、そこで幽世の神様である月白に出会う。
月白は自分の管轄である学園に入ったらどうかとすすめ、主人公はそれに従って学園に入り、幽世の警備隊としても動くことになる。
(戦闘力が無い主人公が警備隊に入ることが既に疑問)
その中で、同じ生徒の仲間と絆を深めたり、謎の探偵、常磐や月白と仲を深めたりする。
・・・基本ストーリー書いても、凄い気になるところばかり。
月白はまだいいよ。神様ってポジだもん。とりあえず何やっても「神様」だから。で許される。
常磐もストーリー濃厚でした。さすがメインストーリーキャラ。
幽世の敵がはっきりするし、常磐の過去や主人公とのつながりも密接であったことが分かる。
他がなぁ・・・まだやってはいないけど颯はまだマシだと聞くけど、宵宮先生は微妙でした。(途中)
あと、このご時世に全く合わない「主人公のデフォ名呼びがない」ということ。
大雑把に言うと、この辺りがイラっとする辺りでしたが、それ以上にイラっとしたのが、主人公の立ち位置。
アマゾンのレビューとかでも書かれているようだけど、戦闘力がないのに警備隊に所属したり(だったら大人しく守られてろよ)、努力もしてないのに重宝がられたり。
・・・こんなに感情移入できない主人公も昨今稀だよ。
いや、主人公に感情移入できなくてもストーリーに萌えることは多々あるのに、主人公のイラっとする行動1つで全て台無しになる。
何もできないのに「私も手伝います」、何も出来ないのに「頑張ります」
・・・何も出来ないなら、遥か1の神子みたいに後ろで守られてろよ!(遥か1大好きです)
いや、できないならできないでいいんだよ?
守られている存在でいればいいし、頼れば良い。
そこにぐっとくる攻略対象男性陣がいて、「どうしても御願いします・・・!」とか言うシーンでスチルがあったりするととても良いと思う。
できないのに「頑張って手伝います」なんていうなよ。落差感じるじゃん。
主人公に好感持てないと、乙女ゲーとしては終わってるので、これ、本当にもったいない作品だと思う。
スチルや立ち絵は綺麗。たまにスチルは崩れてたけど。
立ち絵のバージョンは増やした方がいいかな。みんな表情しか変わらないのは、予算不足か?
上記のように全体的に力不足を感じる。次作をやりたい気にはさせられなかった。
結構良いコメントつけてる人もアマゾンにはいましたが、どの辺りにきゅんと来たり、ワクワクしたりしたんだろう。ちょっとわからなかった。