ゲーム談義「ルートレター」
ゲーム「ルートレター」のレビューと感想。
なんだか各方面で糞ゲー扱いされているけれど、私的には割と大丈夫だった作品。
良いところをレビューしていきたいと思う。
①島根を旅する感覚を味わえる情緒の良いアドベンチャー
島根に行きたくなるほど、その土地に根付いたお店や風景が広がっている。
また、主人公が観光パンフなども持っているため、「ああ、私ここ訪れているんだな」という気にさせられる。
これは演出の勝ちかなと思う。
②声優陣が喋る喋る
豪華声優陣がたっぷり喋ってくれる上に、ムービーが多い。
(基本過去のことを描いたムービーでモノクロだけど、それだけに過去の心情が伝わってきやすい)
また、追及パートというものがあるが、そこでもドギマギしながら喋ってくれるため、声優ってすごいなーと感心してしまう。
③アドベンチャーパートが楽チン
これは賛否両論別れるところだと思うけど、私みたいにアドベンチャーパートというか推理が苦手な人にとっては、まずまずの分かりやすさだと思う。
(基本的に「考える」コマンドを連打していれば、おのずと答えにたどり着ける)
そのため、真実に至ることが楽。
逆転裁判が難しいと感じる人には、この作品をお勧めしたい。
皆さんが気になっているところも、ちょっと擁護させてほしい。
主人公の話口調が、偉そうとか、なんでタメ語?なんていうレビューが多いが、私はあまり気にならなかった。
だって、同世代の人に聞いて回ってるんだよ?
そりゃ年上のおじさんおばさんもたくさん出てくるけど、基本旅でそんなに気を使わないでしょう。
しかも、彼の目的は人探しであって、聞き込みは二の次である。
33歳という年からすると幼いが、それでもまあ許せる範囲の言葉遣いじゃないかなぁと思う。
総評としては、名作とまではいかないが良作。