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「人間と哲学」の授業にて「健康と美しさ」をテーマに生命倫理について話し合う

「人間と哲学」の第四回目の午前の授業にて、「健康と美しさをめぐる問い」について対話を人間形成基礎科目として実践する。

哲学カフェを用いて対話の場づくりをし、「健康と美しさ」というテーマの中にある「生命倫理」という課題に対して、真摯に向き合い考えを深めていた。
【※哲学カフェとは、進行役(ファシリテーター)がおり、哲学的なテーマを設け、その場にいる人たちが話して聞いて考えるというシンプルなやり方】

①対話の場ですんなり決まる立候補リーダー
哲学カフェ形式で始まる対話だが、対話を始める前に各チームでリーダー(進行役)を決める。
学生たちは、今期の授業で最低三回はリーダーになることで点数がつくこともあり、積極的にリーダーを申し出る場面があった。
勿論点数がつくというのも大きなアドバンテージではあると思うが、学生たちが自分から手を挙げてリーダーを買って出るのは、珍しい光景だ。他の授業では押し付け合いになってしまう事柄が、学生たちを前へ前へと押し出す原動力へとなっている。

生命倫理について問いを作る難しさ
今回のテーマは「健康と美しさ」であり、内容は「生命倫理」についてであった。
その中で、自分たちで対話するための問いを自ら作っていくのだが、「生命倫理」という課題は学生たちを苦心させた。
学生たちにすれば、まだ「生命倫理」には障害や出産が付いて回り、当たり前だがまだまだ縁がない学生が多いのだ。
それでも問いをひねり出そうと頑張る学生たちは、真剣に課題に向き合っていると言えよう。

学生たちから出てきた問いはこちら。
「親は子供に何を求めるか」
「おなかにいる子供に何か障害があったときに中絶するか否か」
「倫理的に人としてどこまでがやっていいことなのか」
「科学技術の進歩をどこまで使っていいのか」
「この世にある命は自分のものなのか、他者のものなのか」
「生命はどこまで手を加えていいのか」
「障害者が生まれてきたとして、後天的に治療をしたら認められるのか」
「遺伝子操作(個性)の範囲とは」
「親が子に対してどこまでの操作を行えるか」

そして学生たちが挑んだ問いはこちら。
「お腹に子供がいる段階で、検査をした結果、遺伝子操作をしてもいいのか」

学生たちの討論の末、グループごとに出てきたまとめの一部はこちら。
「(遺伝子操作や科学技術を使うのは)好きにしていい」
「赤ちゃんが生まれる前から遺伝子操作するのは、問題がある。元の正常な状態を残しておくことで、正常な状態に戻すことができるはず。後天的に操作すれば良いのでは」
「もし障害や病気が分かった場合は、遺伝子操作はあり。身長や外見などを遺伝子操作するのはなし」